令和7年度 上代文学会 議事録

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令和7(2025)年度 上代文学会 議事録


令和7年(2025)度 上代文学会理事会議事録
日  時 令和7(2025)年5月17日(土) 12時35分~13時30分
会  場 駒澤大学本部棟6階(Zoomによるオンライン併用)
参加者 50名
議 事

議事に先立ち、新事務局の紹介・挨拶がなされた。

(1)令和6(2024)年度 事業報告・決算報告・会計監査報告
①事業報告
・大会
 令和6(2024)年5月18~20日にかけて古事記学会・上代文学会合同大会
 (於:ノートルダム清心女子大学、岡山大学)が開催されたことが報告された。

・例会
 令和6(2024)年7月20日と同7(2025)年1月11日の二回、それぞれ研究発表がオンラインにて開催されたことが報告された。

・編集
 『上代文学』132、133号が刊行されたことが報告された。

・学会賞
 令和7(2025)年3月に選考委員会を開催され、今年度は該当者なしとなったことが報告された。

・渉外
 『上代文学』132,133号に複数の出版社より広告を掲載いただいたこと、日本文学関連学会連絡協議会(2回開催、オンライン)に参加したことが報告された

・秋季大会(シンポジウム)
 令和6(2024)年11月9日、「神話のことば・歌のことば―音やイメージの類同をめぐって―」のテーマで
シンポジウム(於:駒澤大学、オンライン併用)が開催されたことが報告された(参加者 85名)。

・秋季大会(研究発表会)
 シンポジウムの翌10日、日本大学文理学部(オンライン併用)にて、研究発表が開催されたことが報告された。

・ホームページ・電子化
 例年通り、随時更新していることが報告された。

・将来問題
 国際交流、情報発信、会員外の大会等参加について、検討を進めている由、報告された。

・事務局
 学会会員名簿を作成。従来のものとレイアウトを変更したので、気がついた点があればご指摘願いたい由、報告された。

②令和 6(2024)年度決算報告・会計監査報告
 一般会計および上代文学会賞基金について、資料に基づき説明がなされた。予算超過となった項目について、通信費は郵便料金の値上げを見越して予算を立てたが、値上げの影響が想定以上であったこと、またHP・電子化費は、振込手数料を予算に反映していなかったことに拠る。

〔質問〕
 会費収入が減少しているのは、会員数減少に拠るものと考えてよいか、また現在の会員数はどれくらいか。
〔回答〕
 会費収入減は、指摘通り会員数減少に拠るものであり、年々会員数は減少している。ただし2024年度に比し2023年度の会費収入が上回っていたのは、会員の数ばかりでなく、前倒しで会費納入されたことなどによる点も大きい。会員数:個人会員425名、団体105団体(2025年5月18日時点)

上記決算について、会計監査により適正に運用されていることが確認されたと報告があり、承認された。

(2)令和 7(2025)年度 事業計画・予算案他
事業計画について、資料に基づき説明がなされた。

①事業計画
・大会
 5月17日~19日、駒澤大学にて開催。また来年度(2026年度)は、熊本県立大学にて開催予定であり、6月より発表者を募集する由、報告がなされた。

・例会
 7月12日(土)14時~オンラインにて開催予定。発表者は1名。2026年1月10日(土)の例会については、発表申込・要旨締切:10月20日(月)。積極的な応募をお願いしたい。

・編集
 『上代文学』134号を4月に刊行した由、報告がなされた。135号投稿締切:6月15日(日)、136号投稿締切:11月30日(日)。

・学会賞
 候補者推薦締切:2026年1月31日(土)。対象論文(図書)は、2025年1月1日~12月31日に刊行されたもの。選考委員については、4月に行われた常任理事の投票結果をふまえ、代表理事の委嘱により、工藤浩、品田悦一、高松寿夫、田中大士、鉄野昌弘各氏が選出された。任期は、令和7~8年度の2年間。

・渉外
 『上代文学』135,136号掲載の広告依頼を各出版社に行うとともに、日本文学関連学会連絡協議会(7月、来年1月)に参加する由、報告がなされた。

・秋季大会(シンポジウム)
 令和7年度シンポジウム概要について、以下のように報告がなされた。
 日時:11月15日(土)
 場所:日本大学法学部
 開催方法:対面およびオンライン
 シンポジウムテーマ:「上代文学研究としての萬葉集伝本研究の可能性」
 パネリスト:村田右富実氏、田中大士氏、野呂香氏

・研究発表会
 開催概要について、以下のように報告がなされた。
 日時:11月16日(日)
 場所:日本大学文理学部
 開催方法:対面およびオンライン
 発表・要旨申込締切:6月30日(月)

・ホームページ・電子化
 例年通り、随時、情報を更新していくことが報告された。

・将来問題
 若手の会企画検討委員会を設置し、秋季大会において開催を予定している。 国際化については、引き続き検討中。また会員外の例会、大会参加、特にオンライン参加について、7月常任理事会において方針を検討予定である。

・事務局
 4月15日に開催された日本学術会議において出された声明および決議について、常任理事会として支持する旨、5月5日付でHPに掲載したことが報告された。

学会の国際化に関連して、1)学会ロゴの作成(ヘッドレターに必要なため)、2)海外研究者の理事増員、という意見が出され、学会として前向きに検討を進めていくこととなった。

②予算案
 資料に基づき説明がなされ、承認された。

③令和7・8(2025・2026)年度役員について
 1月の理事選考委員会報告、および3月の常任理事選考委員会報告をうけて理事・常任理事を、さらに会計監査を決定したことが報告された。

(3)国文学研究資料館との連携・協力
 昨年11月常任理事会において国文学研究資料館館長・渡部泰明氏より、資料館事業運営における上代文学会との協力体制(古典籍に関わる学術研究の振興、社会発信、事業展開など)の説明・提案がなされ、1月常任理事会にて決議、承認されたことが報告された。

(4)会則変更
 事務局変更に伴う会則変更(=事務局の住所変更)について確認、承認された。

(5)その他
 ・万葉集複製刊行本について
 便利堂より刊行が企画されている『万葉集』写本・複製本について、上代文学会より推薦文を出すことについて提案、承認された。
〔上記に対する意見交換〕
 このような事業に学会より資金援助を行う可能性について、意見が出された。それに対し、今後、益々状況が厳しくなることが予想される事業ゆえ、将来的には学会からの援助も検討したいが、現段階ではまず学会として推薦をし、会員内・外に対する周知につとめたい。
以上


令和7(2025)年度 上代文学会総会 議事録
日  時 令和7(2025)年5月17日(土) 16時35分~17時15分
会  場 駒澤大学中央講堂
議 事 要 旨

総会開催にあたり、東城敏毅氏が議長として選出された。
東城氏により議事(理事会議事・参照)が進められ、令和6(2024)年度事業報告・決算報告・会計監査報告の説明がなされ、審議の結果、承認された。
令和7(2025)年度事業報告・予算案等について示され、審議の結果、承認された。

以上



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